これからのご自分の住まいを賃貸で済ますか、購入した方がよいのか迷われている人も多いことと思います。それぞれのメリット・デメリットがありますので、よく考えることが必要です。
まずは、それぞれのメリットから

自分の城を持ったことで自信と満足感と信用が得られる。
たとえローンを組んでも、やがて自分の資産となる。(次の世代に残せる)
将来、売却や貸すこともできる。
世帯主に万一のことがあっても、ローンの生命保険で家族の家が確保できる。
- 賃貸物件と比べて広い。

月々の賃料のみで、固定資産税や修繕費用がかからない。
転勤などの場合でも移動しやすい。
自由にライフスタイルの変化にあわせて住み替えができる。
- ローンを組まなくてすみ、気軽である。
と、それぞれのメリットはこんなところでしょう。
では、デメリットはというと以下があげられます
修繕費は自腹。
固定資産税などの税金がかかる。
そう簡単には住み替えができない。
- ライフスタイルの変化に対応しづらい。
定年後でも家賃が発生する。
持ち家より社会的信用が低い。
自分のものではないので自由にできない。
大家や管理会社に対して気を使う。
若いうちはよいが、年齢が高くなると借りることすらできない場合もある。
家賃はいくら払っても資産とならない。
持ち家と比べて狭い。
- 一家の主が亡くなった場合、高齢になった時には賃貸の審査が厳しく、住み替えが難しい。
と、こんな感じだと思います。
では、現在30歳の方で65際までの住宅費用を計算してみましょう。
2500万円の家を購入
住宅ローン2500万円(35年返済)
金利2.5%の場合
固定資産税 年10万円
- 火災保険 100万円(一括払い)

家賃8万円の場合

次に平均寿命の80歳までの住居費用を考えてみると…
リフォーム費用 500万円
固定資産税 10万円×15年(150万円)

家賃8万円×12ヶ月×15年

65歳までで考えると、賃貸の方がお得感がありましたが80歳までで計算すると、あまり変わらないことになります。
あなたの判断はいったいどちらになるでしょうか?
家を購入する方が得なのか、それとも賃貸で小回りが利く生活が得なのか…そのあたりはご自身の環境などを考えての判断になります。
どちらを選ぶにしても、損得勘定抜きで自分のライフプランを一度じっくりと見直して、よく考えてみる機会になれば幸いです。
最後にもう一度、それぞれのメリットを。
自分のものになる。
(次の世代に資産が残せる)売却することもできる。
家の増改築も可能。
ローン返済で万が一のことがあっても、団信で返済がなくなる。
- 担保として使えるので、社会的信用度が高い。
収入に応じて、好きな住居を選べる。転勤などの場合でも移動しやすい。
固定資産税がかからない。
住居移動の小回りが利く。
- 大きな借金をかかえる心配がない。